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子どものころ、学校の社会科見学や夏休みの自由研究で、ダムのことを調べた経験はありませんか?
単に大量の水が貯められているだけじゃないか、つまらないなぁ……とスルーされがちだったあのダムが、今は観光スポットとして大人たちに人気を集めています。
若い女性もダム好きを公言するようになり、「ダム女」と呼ばれたりしているようです。森ガールや山ガールよりもぐっと渋い感じですね。
ネットやテレビで見る「ダム汁」とは一体何のことでしょう?
今回はダム汁の意味や由来、そして見れる場所を紹介します。
そして大人気のダム汁スポットこと「黒部ダム」についても紹介します。
ダム汁って何?
ところで、「ダム汁」という言葉を聞いたことがおありでしょうか。
何だか外国風の食べ物みたいなイメージですが、ダム汁とは、食べ物の一種ではなく、
ダムの放水の様子をさす言葉なんですね。
ダムは人の手による発電・貯水施設であり、人工のものではありますが、水や周辺の森林といった自然の力なくしては成り立ちません。
放水は必要に迫られて行っていたものですが、「ダム汁」と名付けられて愛でられるほどに美しく、今では見学者が楽しめるように観光放水を行うダムも多いです。
ダム汁の動画
ダム汁があまりイメージできない方にいい動画ありましたのでここで紹介します。
動画を見ただけでもものすごい迫力ですね!
人が小さく見えるくらいに大きな放流に観客の皆さんは、ずぶ濡れになりながら酔いしれています。
ダム汁の由来
ダム汁という言葉については、テレビ番組のバラエティー「マツコの知らない世界」でダム好きの楽しみ方が取り上げられた際、案内人の宮島咲氏が口にしたもののようです。
宮島咲氏は「ダムマニア」というサイトも運営しているので、ダム初心者の方もディープなダム愛好家の方も訪れてみるといいかもしれません。
ダムマニア [ 宮島咲 ]
ダム汁の放たれる様子にときめく人口は着々と増えており、ダムを訪れる人も多いようです。
人々の便利な暮らしの源であり命をあずかる水が勢いよく解き放たれる、ある種崇高なその様子が今、老若男女に人気なんです。ダムの公式サイトではライブカメラで現在の様子を見られるところもあるので、行けないときはWEBで楽しむこともできます。
ダム汁が見れる場所
ダム汁が見られるダムですが、最近は観光放流を行っているダムも多いので、いくつかご紹介しましょう。
まずは、神奈川県の相模川水系広域ダム・宮ヶ瀬ダム。4~11月の間、午前11時と午後2時に、約6分間にも及ぶ放流が行われているとのこと。
迫力の光景を見たいならぜひ足を運びたいですね。
それから、外観も荘厳で美しい香川県の豊稔池堰堤。全国唯一の石積み式マルチプルアーチダムであるとのことで、足を運んでみたいですね。
他にも、淀川ダムは夜間の放流がライトアップされたりもするそうです。
どのダムに行くときも見学は安全に気をつけて、係の人の指示に従うようにしましょう。
全国に魅力的なダムがあるので、近場のものも探してみるといいですね。ダムは自然の中にあることが多いので、気候にあった動きやすい服装で出かけるようにしましょう。
写真を撮るのに夢中になって足元が不注意にならないように気をつけましょう。
観光の目的にもなっているダムの周辺には、素敵な宿泊施設があったり、「ダムカレー」なるダムを模したカレーを販売しているお店もあるようです(次で紹介の黒部ダムにもあるようです)。
休暇を利用してダムに行くのが楽しみな人も多そうですね。
大人気・黒部ダムのダム汁を見に行こう!
今回は、全国にある魅力的なダムの中でも特に有名な、富山県の立山にある黒部ダムを取り上げます。黒部ダムはアーチ式ドーム越流型のダムで、ダム汁ももちろん見られるようなので要チェックです。
黒部ダムの放水の時間と時期
公式サイトによると、6月26日から10月15日までの間、観光放水が行われているそうです。
よってこの期間に訪れれば、ダム汁を見られる可能性が非常に高いということですね。水流の上に虹がかかることもあり、勢いもあって美しいですよ。
注意が必要なのは、ダムも休業の時期があって、
平成30年度は4月15日から11月30日までが営業期間であるとのことです。
毎年100万人が訪れるとのことですが、春から秋の限られた期間の公開のようです。事前に注意事項などを公式サイトで確認しておくといいですね。
最寄りの扇沢駅から黒部ダムまでは約2時間とのことなので、選ぶコースしだいで一日しっかり楽しめそうですよ。高さが186メートルと日本一である黒部ダムは、世界に誇る技術の結集した姿であり、ダム愛好家としてまず訪れておきたいスポットです。
展望広場から放水を間近に見ることもできるようなので、晴れの日を狙って出かけましょう。
黒部ダム公式サイト
まとめ
・ダム汁とは、勢いよく放たれるダムの放水のこと
・黒部ダムは6月26日~10月15日の間、観光放流を行っている
・黒部ダムの観光放流は、「朝から夕方まで毎秒10立方メートル以上の放水」とのこと
・営業期間は4月15日~11月30日(平成30年度の場合)
ダム汁のほとばしる壮大な光景を見ると、日頃の小さな悩み事なんて吹き飛んでしまいそうですね。
流れる水に圧倒されたり、自然に溶け込んだ姿に感動したり、ダムの楽しみ方は奥深いですよ。友達や恋人、家族といっしょはもちろん、一人でも楽しめるダム観光。暮らしを支えてくれる水の仕組みを学び、感謝するきっかけにもなりそうです!
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