自然薯(北茨城市産)の栽培方法や保存について解説!食べ方や含まれる栄養も紹介します!

10ab1b48552f9e1c872b98153f7266a6

自然薯(じねんじょ)は山芋の一種で、唯一の日本原産の山芋でもあります。

日本人は古くは弥生時代から自然薯を食べていたとされていて、その後も平安時代や江戸時代それぞれの時代でも愛された食材です。

自然薯は味がいいだけではなく体にとても良い栄養素を含んでいるので健康食としても大人気です。しかし、本来自然薯は山に自生しているものしかなく栽培はされていませんでした。

栽培されていなかった理由は単純でそれは、他の山芋と比べて育てるのが困難だからです。

そうした理由から最近まで自然薯は天然物しかなく非常に高価なものでした。
しかし農業の発展に伴い今まで栽培不可能だった自然薯でも少しづつながら栽培量が増えてきています。

今回は特にその中でも栽培が盛んな北茨城市で栽培されている自然薯にスポットを当てていきたいと思います。

北茨城産の自然薯の特徴

fdfbdea84cbe33d8f76437b7448d4bac
北茨城での自然薯栽培の歴史は20年以上にさかのぼります。
その栽培技術の中核をなしているのが北茨城自然薯研究会というところです。

この北茨城自然薯研究会が長年培った自然薯の栽培ノウハウは「北茨城方式」と呼ばれていて多くの地元の農家に浸透しています。

北茨城方式で育まれた自然薯は天然物に近いとされていて粘り気が強いのが特徴です。

すりおろしたばかりの自然薯は非常に粘り気があり、まるでつきたてのお餅のようになります。この粘り気の強さは天然物と遜色が無いものでだし汁を加えていただくのが一般的です。

北茨城産の自然薯の栽培方法

それではどうして天然物と同じくらいの粘り気がある自然薯を育てられるのかその秘密を見ていきましょう。

その秘密はズバリ畑の土壌にあります。
畑というのは耕して柔らかい土であることが一般的です。
しかし、天然の自然薯は硬い土の中で育まれます。このことに着眼して北茨城では畑の土はできるだけ固くするんだそうです。

硬い土の中で自然薯には抵抗がかかり身がギュッと引き締まります。そうすることで見た目は小ぶりでも密度が高く食味豊かな自然薯が出来上がります。

さらに肥料にも秘密がありました。作物にとって肥料は必要不可欠なものですが、肥料を多く使った作物は腐りやすくなるという特徴も持っってしまいます。

肥料の量を必要最小限にすることで痛みづらい自然薯となります。もともと自然の中の自然薯には肥料がほとんどない状態で育ちますので、これも自然に近い状態ということができます。

自然薯の保存方法

自然薯を保存するにはどの状態かが大きなポイントです。
1本そのままの状態、カットした状態、すりおろした状態でそれぞれ変わってきます。

1本そのままの状態

自然薯を新聞紙かおがくずで包んでその上でビニールで包み冷蔵庫で保存します。
冷蔵庫ではなく冷暗所でも可能ですが、気温が高い季節になると腐敗しやすくなるので冷蔵庫がベターです。

冷蔵庫内の温度は1~3℃が適温とされています。そして新聞紙よりもおがくずのほうが保存効果は高いようです。

カットした状態

カットした断面が乾いたらラップに包んで冷蔵庫で保存してください。
ココでも冷蔵庫の温度は1~3℃が良いとされています。

すりおろした状態

容器に詰めて冷凍保存をしてください。ココで注意しなければいけないのが解凍後に再び冷凍しないことです。

再度冷凍してしまうと鮮度が一気に落ちてしまいますので一度限りにしましょう!

自然薯の食べ方

自然薯は長芋などよりも強い粘りけがあることから、自然薯ならではの食べ方があります。
それではまずは下ごしらえから見ていきましょう。

自然薯の下ごしらえ


適当に切った自然薯のヒゲをむしり、ガスコンロの火でヒゲを炙ります。このときに焦げないように注意してください。

その後たわしで土と汚れを落としますが、自然薯は皮がとても薄いのであまり力を加えないようにしましょう。キッチンペーパーで水気を拭きとったら下ごしらえは完了です。

自然薯のおすすめレシピ

やはり自然薯といえばシンプルにとろろ飯が一番でしょう。

下ごしらえが終わった自然薯をまずおろし金ですりおろし、すり鉢でさらに細かくすりおろしましょう。

すりおろした自然薯に鰹節で出汁を取り味噌を加えたダシを少しづつ加えながら混ぜていきます。
この時ダシは必ず冷やしてから少しづつ加えましょう。

出来上がったら熱々のご飯にかけて完成です。

ダシを多くしてご飯ではなく蕎麦にしても大変美味しくいただけます。

とろろ飯以外にもすりおろした自然薯を油であげたり、鍋に団子にして入れるのもオススメです。

自然薯の栄養

自然薯は食べて美味しいだけでなく様々な栄養が含まれています。

特に注目される成分はカリウム、ビタミンE 、アミラーゼ、ディオスゲニンです。

それでは詳しく見ていきましょう!

カリウム

カリウムには体内に過剰になった塩分を排出する働きがあります。この効果によって高血圧の予防や体のむくみを取るとされています。

さらには脳卒中の予防や骨密度の増加を助ける働きも確認されています。

ビタミンE

ビタミンE は油脂に溶ける脂溶性ビタミンの一種で強い抗酸化作用を持つことが知られています。

体内でビタミンE は脂質の酸化を防ぎ、老化の防止や動脈硬化や生活習慣病を予防することが期待されています。

アミラーゼ

アミラーゼはデンプン分解酵素のことでその名の通りデンプンを分解する酵素です。
消化機能の促進に加えて栄養の吸収率を上げることが知られています。

ディオスゲニン

ディオスゲニンは近年において注目を集め始めている成分で主に老化防止に役立つと考えられています。

その他にもホルモンの分泌を促進したりドーパミンの量を調整したりする効果が認められています。最近ではサプリメントとしても販売されている注目の成分となります。

自然薯の栄養を最大限に発揮させるために

多くの栄養素を持っている自然薯ですが、健康目的で食べるときに絶対にやってはいけないことがあります。

それは加熱しないことです。加熱してしまうとせっかくの栄養素や酵素が壊れてしまうので、健康のために自然薯を食べたいという方は生のママいただきましょう・

まとめ

・北茨城で育てられた自然薯は天然物に近い強い粘り気を持つ

・北茨城の自然薯の秘密は硬い土と必要最小限の肥料

・自然薯の保存は状態によって異なる(そのままの状態、カットした状態、すりおろした状態)

・自然薯のオススメの食べ方はやっぱりとろろ飯

・自然薯の成分で注目されているのはカリウム、ビタミンE 、アミラーゼ、ディオスゲニン

・カリウムは高血圧やむくみの予防になる

・ビタミンEは化の防止や動脈硬化や生活習慣病を予防する

・アミラーゼは消化機能の促進に加えて栄養の吸収率を上げる

・ディオスゲニンは老化防止やホルモンの分泌を促進したりドーパミンの量を調整したりする

・健康目的で自然薯を食べるときは加熱しないこと!

ほんの少し前まで自然薯には天然物しかなく栽培は不可能とされてきました。
しかし近年では農家の方の努力のおかげで安価な栽培物が増えてきています。

美味しいだけではなく栄養も豊富な自然薯は食生活が乱れがちな現代人におすすめの食品と言えます。

Sponsored Link


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です