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鮭児は北海道の知床半島や網走で冬のはじめに漁獲される鮭です。
漁獲量が異常に少なく「幻の鮭」と呼ばれています。
というのも鮭1万匹に対して鮭児は1匹しか取れないからです。
鮭児の身は脂が非常に乗っていて美味しく高級店でのみ提供
されています。
その脂の量は通常の鮭のおよそ10倍と言われています。
なぜ大量の脂を蓄えているのかというと、鮭児は精巣や卵巣
などの生殖器が未発達であり成長に使われていく脂がそのまま
鮭の体内に残っているからです。
市場で鮭児を買うと証明書が発行されるくらい珍しく貴重な
魚です。
長らく鮭児は謎ばかりの魚でしたが近年の研究によると日本の
河川で生まれたものではなく大陸のアムール川のものだそうです。
鮭児の値段
鮭児は漁獲量が非常に少なくそれにより価格も高くなっています。
キロあたりの値段にすると大間でとれる最高級のクロマグロにも
負けない価格です。
鮭児は年によって大きく値段が変同意するのも特徴です。
もちろん漁獲量が少ない時期には値段も跳ね上がります。
ここ数年の鮭児の値段を追ってみるとだいたい
1尾あたり6万円~12万円となります。
鮭児は大きなものでも5キロほどしかなく他の魚とは段違いの
値段となっています。
ときしらず(時鮭)とは
鮭児意外にも珍しくて貴重な品種にときしらずと言うものがあります。
ときしらずは秋鮭に混じって漁獲される種で、秋鮭よりも数カ月早く
捕獲されます。
特に内蔵周りにあるハラスという部分は脂が乗っていて焼くとすぐに
脂がしたたり落ちるぐらいです。
鮭児とときしらずの違い
鮭児とときしらずを見た目で判断するのは困難です。
判断するには内臓の一部の幽門垂が220くらいなら鮭児と言われています。
他にも鮭児とときしらずは取れる時期が大きく違います。
鮭児は11月以降、ときしらずは5月から7月に取ることができます。
鮭児もときしらずも生殖器が機能していませんが、そこにも違いがあります。
ときしらずは生殖器が発達する前で、鮭児は発達していません。
どっちも同じだろうと思うかもしれませんが、ときしらずは時間が経てば
発達するのに対して、鮭児は時間がたっても発達することはありません。
このことについては科学的に証明はされていませんが、鮭児には何か遺伝的に
欠陥があるのではないかと言われています。
味の違い
鮭児もときしらずも大きな特徴は脂がのっていることです。
しかし取れる時期が異なるので肉質に違いがあります。
ときしらずは脂が乗っていてもくどいということはなく甘みがあって
ねっとりとした食感が特徴です。
対して鮭児も脂が多いのですがむしろあっさりとした味でもありトロリ
とした食感です。
鮭児の旬の時期
鮭児は冬の始まりの11月すぎに漁獲され、したがって旬の時期も11月過ぎです。
ただ鮭は寄生虫のアニサキスの対策のため冷凍されますので、一年中食べること
はできます。
鮭を冷凍したまま食べるルイベという調理法もあるぐらい、鮭と冷凍は切っても
切れない存在です。
鮭ほぐしって何?
鮭ほぐしの一般的な名前は鮭フレークです。
なんだそんなもんかと思ってしまいますが世の中は広いものでなかには
「鮭児を使った鮭フレーク」というものが存在します。
贅沢に鮭児だけを使ったこの鮭フレークのお値段は1個なんと8424円もします。
添加物は一切使用されておらず入っているのは鮭児と塩のみのこだわりの一品です。
一体普通の鮭フレーク何個分なんでしょうか?
僕はできるなら鮭児は生で食べてみたいです(笑)
まとめ
「幻の鮭」こと鮭児はいかがだったでしょうか?
普段は鮭の寿司なんか握らない頑固な高級寿司店でも、鮭児だけは寿司にすること
もあるんだそうです。
ネットで調べればお金があればすぐに食べられますが、やっぱりお寿司屋さんで
握ってもらったものが食べたいですね。
そんなとこに行けるような立場になるためにも頑張らないと・・・・
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