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イッカクとは
イッカクは見た目はアザラシのようですがクジラやイルカに近い北極圏に生きる動物です。近縁種にシロイルカがいます。
体長は5m弱で体重は1.5t、メスだと1t以下です。
イッカク大きな特徴であるその大きな一本の角はオスだけにあるもので実は長い牙で歯が変形したものなんです。
オスの左側の歯が長く伸びて角になるそうでらせん状の溝があります。
以外にも角の中身は空洞になっていて脆いそうです。
イッカクの角は何の役割があるのか?
イッカクの角の役割については昔から多くの議論がされていたそうで北極の氷に穴をあけるために発達したという説や音波によって周りの状況を知る(反響定位・エコーロケーション)の道具であるとされていました。
しかし最近の研究でこの角は内から外側に向かっている神経の集合したものであると判明し、角は感覚器官であることが判明しました。
イッカクが角を海面から出す行動は気温や気圧を図っているのではないかと言われています。
また、繁殖期のイッカクのオス同士は互いの角の大きさや角の持ち上げる角度で勝負をし勝ったオスが多数のメスを獲得できハーレムを獲得するといわれています。
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イッカクの角が漢方薬って本当?
イッカクの角は中世ヨーロッパにおいて解毒薬として珍重されてきていました。
日本でもオランダ医学が入ってくると同時に江戸時代に伝えられサイの角と同じように解熱や鎮静の効能があるといわれていました。
実際、角には多くのミネラルやアミノ酸が入っているそうです。
効果は分かりませんが江戸時代では、イッカクの角は金と同じような価格で取引されていたそうです。
いかがだったでしょうか?
今回はとても大きな角が特徴のイッカクについて紹介しました。
イッカクは現在ワシントン条約で保護されている動物です。私たちが薬としてイッカクの角を使う機会はないようですね。(笑)
世界では珍しい2本の角を持つイッカクも発見されているそうです。ロマンを感じる話ですね。
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