海野勝珉の作品が日本で観れる美術館の場所は?200万以上の値が付いた銀の亀とは?

海野勝珉は江戸時代後期の水戸に生まれた方で明治になるとメキメキと彫金の才能を表してきて代表作「蘭陵王」を発表後東京芸術大学に勤務し最終的には帝室技芸員にまで選ばれています。
帝室技芸員とは戦前の宮内庁から優れた芸術家に贈られたものです。
この帝室技芸員には79名の方しか選ばれておらずいかに海野勝珉が優れた芸術家であったことがわかります。

ぜひ、海野勝珉の作品を生で見たいという方もいらっしゃると思います。今回は展示されている美術館を調べてみました。
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三の丸尚蔵館

東京都千代田区にある宮内庁が管理している博物館で一般にも公開されています。

三の丸尚蔵館の基本情報

所在地 東京都千代田区千代田1-1
最寄駅 大手町駅(東京メトロ線)
定休日 月・火
時間  9:00~16:15
HP  ここをクリックで移動します

展示されている作品

三の丸尚蔵館に収蔵されている海野勝珉の作品は「蘭陵王置物」というものです。蘭陵王という人物は中国の英雄で悲劇の人物としても知られています。
その悲劇が日本にも伝わり雅楽で演じられるようになり、この「蘭陵王置物」はその雅楽の演者をモチーフにしています。

この「蘭陵王置物」の特筆すべき点はなんといっても緻密さにあります。衣装の隅々にまで文様を描ききっていてつけている面は着脱可能というこだわりようです。

真実かどうかわかりませんが演者の目が動くように細工もされているそうです。

衣装の細部にこだわったり面が取り外せる仕組みは職人芸を通り越して変態の域まで達しているように感じます(笑)

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200万以上の値が付いた銀の亀

以前海外の鑑定番組に海野勝珉の作品が出されたことがあります。この銀の亀ですが正式名称は「銀の蓑亀」というそうです。

動画を見てみるとカメの裏面に「帝室技能員 勝珉造」という文字が入っているのが確認できます。

それにしても驚いたのが亀の皮膚や爪、甲羅のリアルさです。いやぁすごいとしか言えませんけどほんとにびっくりしました。
あんまり芸術には詳しくないんですけどなんというか美しいですね。1番感動したのが亀をひっくり返したこの場面

海野勝珉 銀の亀

このしっぽ当たりの皮膚のリアルさにビックリしました。これ本物と見分けつかないんじゃないですか(笑)

銀の亀の鑑定額に疑問が・・・

この「銀の亀」の鑑定額が最低2万ドル、日本円に直すと最低200万円ということになりますけど会話をよくよく聞いてみるとあまり海野勝珉について知らなそうな感じを受けました。

昔なんでも鑑定団という番組で海野勝珉の「煙草箱」という作品が出たことがあってその時の鑑定額は350万円でした。もし美品だったら800万円はくだらないそうです。

そう考えるとこの銀の亀もっと値段がついてもよさそうなんですけ©ド皆さんはどう思いますか?

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