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人はによってお酒が強かったり弱かったりする人それぞれいます。
薬や病気もそれと同じで同じ薬でも副作用が強く出る人もいますし、同じ病気でも深刻になりやすい人もいます。
この副作用の出やすさ深刻になりやすいかを遺伝子情報や体質から判断してその人に合った治療方法や予防方法を提供するのがオーダーメイド医療の考えです。
現在、オーダーメイク医療を実現させようと国を挙げて取り組まれています。
今回は近未来の医療であるオーダーメイク医療について調べてみました。
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メリット
オーダーメイク医療のメリットは遺伝子・体質に合った最適な薬を選択できることです。
最適な薬とは薬としての効果が高くかつ副作用が少ないもののことを言います。
例えばよく飲まれることが多い胃薬にもほとんど効かない人や副作用が強く出る人がいます。
胃薬の副作用としてよく出る症状は頭痛・吐き気ですがこれがほとんど出ない方もいる一方で立ってられないくらいに副作用が出る方もいます。
オーダーメイク医療が実現すれば副作用で苦しんでいる方を救うことができます。
デメリット
デメリットはオーダーメイク医療がどこまで個人差に対応できるかです。
個人の遺伝子・体質は100人いれば100人とも違います。例え親子であってもそれは同じです。
胃薬を作るにしてもそれぞれの個人に合わせるならばそれぞれ薬を替えなければいけません。
この点でオーダーメイク医療は一部の専門家から「現実的ではない」と批判されています。
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費用
デメリットでも説明した通りオーダーメイク医療を実現させようとすれば今ある薬の種類を増やすことが絶対条件です。
薬ってなん種類ありますかね?風邪薬・頭痛薬・鎮痛薬・抗がん剤…..数えればきりがないほどあります。
1つの薬に対して10個の薬を作るだけでも膨大な数になることがわかります。
これにかかる人件費・製造費は莫大なものとなるので、薬の値段は今より数十倍の値段となることが予想されます。
しかし、これは将来的にはAIロボットの導入や製造プロセスの効率化によって改善されるかもしれません。
問題点
費用面以外にもまだオーダーメイク医療には問題点があります。
それは遺伝子を分析するのが難しいことです。
現在、遺伝子研究はまだ発展途上にあって詳細なところまでわかっていません。ですから正確な診断はまだまだできないのが1番の問題点です。
今後の課題
遺伝子研究を推進させて詳細な遺伝子情報を得られるようにすることが一番の課題ですがまだまだ課題はあります。
それは、遺伝子解析には時間がかかるということです。現在の科学では早くても数日かかります。
例えば致死率の高い感染症にかかっている場合すぐに投薬しなければならないため数日の猶予はありません。
遺伝子解析のスピードを上げることも重要な課題となっています。
まとめ
オーダーメイク医療はここに合った薬を投与することを目的とした治療でとても素晴らしいものであると思います。
毎年副作用で苦しんでいる方や後遺症が残ってしまう方も出てきています。
しかし、実現するのはまだまだ時間がかかるのではないでしょうか。
もしかしたら20年、30年後にようやく実現しているかもしれません。
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