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セクシュアルハラスメント略してセクハラは、職場で性的な言動によって被害者に不利益を負わしたり不快にさせる行為です。
セクハラ自体は社会に浸透してきていて、誰もが知る言葉だと思います。
しかし、セクハラに種類があることはあまり知られていません。
セクハラには対価型のセクハラと環境型のセクハラに分けられます。
今回は、環境型セクハラについて解説していきます。
環境型セクハラの意味
環境型セクハラは、言動により職場環境を悪化させて労働者の就業環境が不快となり、悪影響が生じることです。
セクハラによって、仕事が手につかなくなったり、就業意識の低下を招いたり、業務に専念できなくなるセクハラが環境型セクハラといえます。
・恋愛経験などについて執拗に質問する
・ボディサイズなどについて聞く
・猥談に参加させようとする
・社員旅行での浴衣の着用の強制
・肉体関係を結ぶよう誘う
・結婚や出産について尋ねる
・「女ののくせに・・」などの発言
などなど、一般的なセクハラの概念にかなり近しいものですね。
意外なところでは、飲み会のお酌をさせるのも場合によってはセクハラになるようなので注意です。
環境型セクハラの事例と特徴
環境型セクハラは、一見セクハラと見えないこともあります。
はっきりとした不利益を被らなくても、就業環境が悪化することで徐々に不利益を追いうこともあります。
環境型セクハラに関してもっと理解を深めてもらうために裁判にもなった、環境型セクハラの事例を見ていきましょう。
ある日系の自動車工場では、男性従業員に集団セクハラが横行していました。
男性従業員は女性従業員に対して日ごろからわいせつな発言を浴びせたりエアガンを体に当てるなど暴力行為を行ったりしました。
まだ男性トイレには、女性従業員のボディサイズや性的なランキングなどが掲示されていたそうです。
この判例では男性従業員一人当たり、約3000万円の損害賠償が課せられています。
エアガンを体に当てるのは完全な暴力行為ですが、
日ごろからわいせつな発言を浴びせていたり、ボディサイズや性的なランキングが環境型セクハラに当てはまります。
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