クモヒトデの購入方法と飼育方法とは?捕食時の行動と天敵の生物や餌も調査!

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「クモヒトデ」は、クモヒトデ網に属す、
クモのように足が長いヒトデに似た生物です。

クモヒトデの中心にある丸い盤から5本の細長い腕が生えており、
主に海底の底を這うようにして移動します。

人の目に触れるような浅瀬では見ることができませんが、
生息範囲はとても広く、すべての主要海域に生息しています。

中生代ジュラ期中期のものと思われる
クモヒトデの化石も発掘されていますが、
古生代オルドビス紀の初期には既に地球上に存在していたと思われます。

そんな歴史ある生物であるクモヒトデの購入方法や飼育方法、
捕食時の行動や天敵などを調査しました!

クモヒトデとは?


クモヒトデは、クモヒトデ網に属すヒトデに似た棘皮動物で、
確認できているだけで約2,000種類ものクモヒトデ類が存在しています。

英名は「brittle star」 といって、
脆く壊れやすい星型のものという意味になります。
そのため、発掘されたクモヒトデの化石は壊れやすく、
触れる際には注意が必要です。

名前に“ヒトデ”とありますが、
ヒトデではありませんし、
実はヒトデとは体の構造が全くと言っていい程違うんです!

クモヒトデは、ヒトデと違って体の裏にある「管足」
と呼ばれるヒダを使わず、最大で約60㎝にも及ぶ柔軟な腕を使って、
這うように海底を移動します。

ヒトデは浅瀬でも見つけることができますが、
クモヒトデは主に500m以上の深海に生息しています。
そのため、見た目は少しグロテスクで、
種類によっては腕に無数の毛がビッシリと生えています。

クモヒトデの骨格は、装甲板のようになっており、
体の中心にある盤から5本の細長い腕が生えています。
盤に内蔵があるので、ヒトデのように腕に生殖器や消化器官は入っていません。

目はついていませんが、
表皮の受容体で光を感じることができ、長い腕で感覚を探っています。

クモヒトデの天敵は「テングダイ」「ハナデンシャ」

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クモヒトデを食べる主な生物は、「テングダイ」と「ハナデンシャ」です。
天敵のテングダイとハナデンシャについてそれぞれご紹介したいと思います。

テングダイ

スズキ目・スズキ亜目・カワビシャ科・テングダイ属で、
主に中・西太平洋域に生息しています。

全体的に黄色く、黒色の太いストライプが5本あるのが特徴で、
水深40m~250mにいますが、比較的浅瀬に迷い込んだクモヒトデを捕食します。
食用として販売されることもある魚です。

ハナデンシャ

ウミウシの一種で、主に本州中部以南の沿岸に生息しています。
攻撃を受けると青白く発光するが、通常は白色で体の至るところに赤・黄
色の斑点があり、その容姿が花電車に似ていることから名前がつけられた。
体は約15㎝と大きいが、地上ではすぐに死んでしまうため、詳しい生態は分かっていません。

クモヒトデの天敵は鮮やかな体色をしていて、家の水槽で飼ったら綺麗に見えそうですよね。

比較的体の小さい生物に捕食されていますが、
クモヒトデにはサポニンという微毒性がある種もいるので、
基本的には天敵があまりいないようです。

クモヒトデは捕食時にこんな行動をする!

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別名で「脆く壊れやすい星型」と呼ばれているように、
クモヒトデの体はとても脆いんです。

ですから、捕食されそうになったときは、
自らの腕を切り離して逃れようとするのです。

そのため、内臓が体の中心にある盤にすべてあるんです。

捕食されそうになる度に自分の腕を切り離して大丈夫なの?
と思われるかもしれませんが、
クモヒトデは切り離した腕を急速に再生する能力があるんです。

まるでトカゲのようですが、
事故などによって腕が殆ど切れてしまうと、
致命傷となって死んでしまうようです。

クモヒトデの購入方法

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クモヒトデを「テングダイ」や「ハナデンシャ」の餌
としてあげようと思っている方や、
これから飼おうと思っている方に、クモヒトデの購入方法をご紹介します。

生き物ではありますが、
驚くことにクモヒトデを楽天で購入することができるんです。

1.5㎝ほどのサイズで、
体に毛が生えていて見た目に抵抗がある方もいるかもしれませんが、
比較的飼育しやすい種類のクモヒトデを取り扱っているようです。

お値段は送料別で900円なので、是非チェックしてみてくださいね!

また、熱帯魚や海水魚を専門に取り扱っているお店
でも購入することができるようですので、是非お近くのお店をチェックしてみてくださいね!

消費税込みでも1,000円前後で販売されている場合が多く、
珍しい種類でなければ容易に購入することができます。

クモヒトデの飼育方法

クモヒトデを水槽のお掃除係として飼育する方は、
既に持っている水槽の中にクモヒトデを入れるだけで大丈夫です。

ただ、海水の中で生きている生物ですので、
海水や人工海水で飼育する必要があります。
既存の水槽で飼育しようと考えている場合には、
飼っているお魚が海水に対応しているかどうか調べてから一緒に飼育しましょう。

初めて海水魚を飼育する方のために、飼育する際に用意するものをご紹介します。

・60cmほどの水槽
・海水または人工海水
・砂
・カルキ抜き
・ろ過装置
・プロテインスキマー
・海藻
・餌
・ライブロック

クモヒトデは暗い場所や狭い場所が好きなので、
ライブロックを用意してあげると落ち着いてくれると思いますよ。

クモヒトデがいるとはいえ、
水槽は長く使っていると水も汚くなりますし、
コケも発生して水槽が汚くなってしまいます。
そのため、2週間~1ヶ月に1回は水槽の掃除をする必要があります。

水槽の掃除をする際には、
魚やクモヒトデにストレスを与えないためにも、
交換する水は水槽の3分の1程度にします。

水槽掃除が終わったら真水を水槽に足すのではなく、
カルキ抜きした海水や人工海水を足してください。

万が一真水を入れてしまうと、生物が弱ってしまったりPHショック
というショック状態に陥って命を落としたりする危険性がありますので、
絶対にやめましょう。

餌はなにを与えればいい?

基本的にクモヒトデの餌は、
腐敗した魚・小さな甲殻類・小さな貝です。

水槽の中で飼っている魚が死んでしまったら、
クモヒトデの餌となりますので、
頻繁に水槽で魚がなくなる場合はあえて餌を与える必要はありません。

熱帯魚を販売しているお店に
よくいる貝やエビ・カニを1日~2日に1回程度与えてあげましょう。

腐敗した魚を食べるとはいえ、調理してあまった魚を与えるのはNGです!
油やバターなどが消化できなかったり、体調を崩してしまう可能性があります。

普段クモヒトデが食べるような味付けのされていない魚を与えましょう。

一緒の水槽に入れてはいけない生物

無害で毒のないクモヒトデは、他の生物に危害を与えることはありません。

ですが、天敵や餌になるような生物とは一緒の水槽に入れないでください。

そして海水に対応できないお魚とは一緒に飼ってはいけません。

これらに該当する生物と一緒の水槽にいれるということは、ペットとしてではなく餌としてその生物を水槽の中に入れたことになります。

ペットとして飼育したいのであれば、お互いにとって餌にならない生物かどうかを調べてから一緒の水槽に入れましょう!

まとめ

・2,000種以上存在しているクモヒトデは、クモヒトデ網に属すヒトデに似た棘皮動物で、体が脆いことから「brittle star(意味:脆く壊れやすい星型)」と呼ばれている

・主にすべての海でみることができ、500m以上の深海に生息しているが、目がついていないため表皮の受容体で光を感知している

・「管足」と呼ばれるヒダを使わず、細長い腕を柔軟に使って海底を移動し、捕食されそうなときにはその腕を自ら切ってすぐに再生させる

・内蔵が全て体の中心の盤に詰まっているので、ヒトデとは容姿が似ていても全く異なる生物になる

・クモヒトデの天敵は、スズキ目で黄色と黒色の体色の「テングダイ」とウミウシの仲間である白色に赤・黄色の斑点がある体色の「ハナデンシャ」

・楽天や熱帯魚・海水魚を専門に取り扱っているお店で、1,000円前後で購入できる

・60cmほどの水槽・海水または人工海水・砂・カルキ抜き・ろ過装置・プロテインスキマー・海藻・餌・ライブロックを用意し、海と同じような環境を作って飼育する

・水槽は月1ペースで掃除し、PHショックを避けるために真水は入れずカルキ抜きした海水を3分の1交換する
・腐敗した魚・小さな甲殻類・小さな貝などの餌を1~2日に1回与え、ペットとして甲殻類などを飼育している場合は、食べられてしまう可能性があるので注意しましょう

あまり天敵がいないため、海底を支配するかのように沢山生息しているクモヒトデですが、害がなく水槽を綺麗に保ってくれる良い子です。
もし飼育する際には、大切に飼ってあげてくださいね!

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