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動物の中でも爬虫類というのは、何を考えているのか分からない不思議な表情が何とも言えない愛嬌を醸し出しており、コアなファン多いですよね。
今回はそんな爬虫類の中でも特に人気の高い「アルマジロトカゲ」の特徴や生態についてご紹介していきたいと思います。
アルマジロトカゲの生態や特徴
アルマジロトカゲは体長およそ10~12cm、全長およそ16~21cmという小柄で可愛らしい体格と、装甲が折り重なった鎧のような、あるいは物語に出てくるドラゴンを思わせるような特徴的な鱗のかっこよさによりペットとして高い需要があります。
主にコウロギなどの昆虫を食べて生活しており、外敵に襲われた際などは相手が入って来れない岩の隙間などに逃げ込む習性があります。
ただし、逃げ込むのに適した穴や隙間などがない場合は、口で尾の先を咥え、体を丸めて身を守る姿勢を取ります。この防御姿勢こそが「アルマジロトカゲ」という名前の由縁というわけですね。
また、アルマジロトカゲは多くの爬虫類とは違って卵を産んで子孫を増やす卵生ではなく、我々人間のようにお腹の中に赤ちゃんを作る胎生という特徴もあります。
アルマジロトカゲの性格
アルマジロトカゲは比較的大人しく温和な性格をしており、自分から他の生物に危害を加えることはめったにありません。
また、10匹ほどの小さな群れを作って生活をするという社会性も持っています。
刺々しいのはあくまで見た目だけで、優しい性格というのも人気の秘訣なのかもしれませんね。
アルマジロトカゲの生息地と個体数
アルマジロトカゲが生息しているのは、南アフリカ共和国の西部です。
岩場の多い乾燥地帯に生息しているトカゲですが、かと言って別段乾燥に強いというわけではありません。
日差しの強い日中などは、湿度の保たれた岩穴や岩の隙間に身を潜めて生活しています。
そんなアルマジロトカゲですが、特徴的な見た目が災いしてか、ペット用としての乱獲によって個体数は激減し今ではレッドリストに絶滅危惧Ⅱ類として登録されてしまっています。
ちなみに絶滅危惧Ⅱ類というのは、成熟した個体が1万未満の生物が登録されるカテゴリーです。
この広い地球上に、大人のアルマジロトカゲはたった1万匹未満しかいないと考えると、どれだけ危うい状況かというのがご理解いただけるかと思います。
アルマジロトカゲの寿命は?
ペットとして飼育されることも多いアルマジロトカゲですが、その寿命はなんと上手に飼育すれば10年以上生きると言われており、25年生きたというお話もあります。
小柄な体格ではありますが、長く連れ添うことが出来るという点もペットとして適していますね。
ただ、そのために乱獲されてしまい、絶滅危惧種になってしまったというのは何だか申し訳ないお話でもありますが…。
アルマジロトカゲが見れる日本の動物園は?
そんなかっこよく、かつ可愛いアルマジロトカゲですが、ペットとして買うとなるとなんとお値段30万以上にもなる場合が多いのが現状です。
絶滅危惧種なので流通数も少ない希少な生物なので、そのくらいの値段になってしまうのは無理もないかもしれません。
「値段が高すぎてとても買えないけど、実際にアルマジロトカゲを見てみたい!」
そんなあなたのために、日本国内でアルマジロトカゲを見ることができる動物園をご紹介します!
・秋田県:男鹿水族館GAO
・埼玉県:こども動物自然公園
・愛媛県:とべ動物園
・高知県:のいち動物公園
・広島県:安佐動物園
・山口県:徳山動物園
あまりポピュラーな動物と言うわけではないのでどこでも見られると言うわけではありませんが、日本各地にアルマジロトカゲを飼育している動物園はあるようです。
アルマジロトカゲを一目見てみたい!という方は、ぜひ足を運んでみてくださいね!
まとめ
・性格は温和で優しく社交性もある
・生息地は南アフリカ共和国の西部
・現在生息数は1万匹未満(絶滅危惧種)
・寿命はおよそ10年、最長は25年!
・日本で見れるところは7ヶ所
アルマジロトカゲは見た目がゴツゴツしていてかっこいい生き物ですね。
特に小さな男の子には大人気間違いなしだと思います。
アルマジロトカゲを見に動物園に連れて行くと大変喜ばれるのではないでしょうか。
以上、アルマジロトカゲの生態や特徴についてご紹介させていただきました。
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