ヒゲワシが見れる日本の動物園はどこ?胃液が骨を溶かすぐらい強力ってホント?

ヒゲワシ

ダイナミックな姿と鋭い目線が印象的なヒゲワシ!!

日本ではあまり聞きなれない鳥ですが、その生態は驚くべきことが多く、胃液が骨を溶かすほど強力であるともいわれています。

今回は、そんなヒゲワシの生態や特徴、そしてヒゲワシを見ることができる日本の動物園の情報をご紹介していきます!!

Sponsored Link



ヒゲワシとは?

ヒゲワシ 日本

スッとした顔立ちで、表情も凛々しい。
ヒゲワシは、タカ科ヒゲワシ属に分類されています。

主な生息地は、ユーラシア大陸南西部や、アフリカ大陸北部。
山岳地帯に生息しているようです。

ヒゲワシは、自然にできた樹木の穴や岩棚の間に巣を作ります。
巣の内側に木の枝を重ねて、動物の毛や骨、皮、植物の草などを敷いています。

ヒゲワシの産卵は冬で、巣の中で1個の卵を産みます。ヒゲワシの幼鳥は、3~4ヶ月後に巣立ちし、5~6年で大人のヒゲワシとなります。

子育ての合間には、鋭く声を発すときがありますが、それ以外の時は基本的に鳴きません。

ヒゲワシはハゲワシの仲間になりますが、ハゲワシのように肉に群がることはなく、ハゲワシ達が残した骨を食べるという、少し変わった習性を持っています。

ヒゲワシの生態

ヒゲワシ 生態

ヒゲワシの全長は95㎝~120㎝で、翼を広げた状態だと、250㎝~280㎝にもなります。最大で3m近くにもなるのは驚きですよね!!

体重は4.5㎏から7㎏。喉の部分からヒゲのように生えている黒い羽毛が特徴的です。
種小名の「barbatus」は「髭のある」を意味し、この羽毛に由来しています。

ヒゲワシは猛禽類の鳥で、名前が似ている「ハゲワシ」と同様、動物の死肉を食べる鳥としても有名です。オスよりもメスの体が大きく、頭部から足の周りまで、羽毛が白から褐色を帯びています。

足の上部には厚い羽毛があり、先の細いくさび形の黒い尾羽は、雌雄共に羽の色が似ています。

ですが、幼鳥のころは、頭部から首回りまでの羽色が暗い色になっているという違いもあります

動物園で飼育されているヒゲワシは、鶏の頭や馬肉、アジなどをエサとして食べます。
ですが、野生のヒゲワシは主に死んだ動物や腐肉、骨髄を食べることで知られています。

骨髄は栄養価もとても高く、カルシウムやタンパク質、脂肪などが多く含まれています。ヒゲワシはエサの約8割を骨でまかなっているのです。

野生のヒゲワシの食生活は独特で、高い場所から獲物を落として骨を割って食べるというものです。

骨を好みますが、ネズミやウサギ、カメといった、生きている小動物を捕食することもあります。

そんなヒゲワシの寿命ですが、飼育状態なら大体40年ぐらい生きるのではといわれています。

ヒゲワシの捕食方法とは?

ヒゲワシ 骨
一般的なワシは、上空で動物の死骸を見つけると、その肉を目がけて地上へ降り立ちますが、ヒゲワシの狙いは肉ではなく骨です。

なので、ハゲワシなどが肉を食い漁った後に、地上へ降り立ち、その獲物の骨を食べるという光景は珍しくありません。

ヒゲワシ以外の通常の鳥類のクチバシでは、硬い骨を砕いくことはとても困難ですが、ヒゲワシは獲物を捕らえると骨を足に掴んで上空へ飛び立ちます。

大体上空50mほどの高さから大きな岩に骨を叩きつけますが、この時、何度も同じ岩の箇所に骨を叩きつけることで少しずつ骨は砕かれていきます。

骨が食べられる大きさになると、ようやくそれを口へと運びます。
小さな欠片の骨ならそのまま丸呑みしますが、大きな欠片の骨なら、舌を奥に突っ込み、髄を掻き出して食べます。

ヒゲワシの消化力は凄まじいものがあり、飲みこんだ骨はすぐに胃液で溶け、消化吸収されます。

そんなヒゲワシの大好物は、栄養価の豊富な骨髄が詰まっているウシの足の骨だそうです。

また、生きているカメなどの硬い甲羅がある動物を食べる時もあります。
この時も上空から岩の上などに落として割ることで、甲羅を砕いて食べやすいサイズにしています。

野生のヒゲワシは死んだ動物を食べることから、動物が持っている菌が広がることを防ぐ「地球の掃除屋」としての役割も担っています。

しかし、過去にはヒツジや人の子供を襲うのでは?と恐れられていたこともあり、銃撃によって絶滅した過去もあるようです。

Sponsored Link



ヒゲワシを見ることができる日本の動物園】はどこ?

ヒゲワシ 動物園
ヒゲワシを見ることができる日本国内の動物園はひとつしかありません。

それは、静岡県にある「静岡市立 日本平動物園」です。

日本平動物園では、現在ヒゲワシを1羽飼育しています。現在、ヨーロッパや北アフリカで野生のヒゲワシの数が急激に減っていることもあり、生きているヒゲワシを見られる機会は大変珍しくなってきています。

ぜひ、近くまでお越しの際は、足を運んでみてください!!

この動物園でヒゲワシが飼われることになったのは、1985年のことです。
中国から日本への友好の証として、ヒゲワシのつがいが贈られたことがキッカケです。

1羽の雄は、残念ながら翌年に死んでしまいましたが、雌のクリッパーというヒゲワシは生き続け、現在も動物園で過ごしています。

詳しい年齢などは分かっていませんが、日本に来てから30年以上経っているので、ある程度高齢なのではないか?といわれています。

クリッパーも翼を広げた状態だと、体長は約3mにもなります。間近でヒゲワシのダイナミックさを感じられるのは嬉しいですね。
ヒゲワシのトレードマークともいえる、クチバシの下の羽毛も立派に生えています。

野生のヒゲワシは上空から骨を落として割って食べる習性がありますが、このクリッパーも本能的に楕円形の石を大事そうにクチバシに咥えることがあるそうです。

大人になってから、小さく切られた牛の骨を食べて、飼育係を驚かせました。

そんなヒゲワシのクリッパーが見られる日本平動物園の情報はこちらです。

所在地: 〒422-8005 静岡県静岡市駿河区池田1767−6
アクセス:静岡駅からバスで20分
HP:http://www.nhdzoo.jp/
開園時間:9:00~16:30
休園日:月曜日
電話: 054-262-3251
入園料:高校生以上610円・小中学生150円

日本平動物園では、他にも珍しい動物を見ることができますが、入園料は大人でも610円とかなりリーズナブル!!
気軽に何度でも訪れてみたくなります。

【まとめ】

・ヒゲワシは、タカ科ヒゲワシ属。ユーラシア大陸南西部や、アフリカ大陸北部の山岳地帯に生息。

・ヒゲワシの寿命は約40年。

・ヒゲワシは、エサの約8割動物の骨を食べている。

・硬くて大きい骨は50mほど上空から岩に叩きつけて、骨を砕いて食べる習性がある。

・ヒゲワシを見ることができる動物園は国内で「静岡市立 日本平動物園」のみ。

いかがでしたか?
普通の鳥類とは変わった習性を持っているハゲワシ、一度この目で見てみたいですよね。

日本の動物園で見られる場所は静岡県の日本平動物園のみですが、近くに行った際は、是非ヒゲワシの姿を見に行って見てくださいね!!

Sponsored Link


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です