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「幻のヘビ」と呼ばれるシロマダラ、日本の固有種でありながらほぼ日本全国に分布しています。なぜ幻のヘビと言われているのかというと夜行性のため人の目につくところに現れるのが珍しいからです。
実際にシロマダラヘビの発見例は数年に一回のペースですので幻のヘビというのもあながち嘘ではありません。
シロマダラヘビの価格・値段
シロマダラは普段は市場に出回ることは皆無ですがまれにペットショップなどで販売が行われています。
その時の価格は安くて3000円、高くても一万円ほどです。ヘビの値段としては安い部類で同じような値段のヘビにアオダイショウがいます。
ペットショップなどで売られている海外原産のヘビであるバイソンやコーンスネークは3万円ぐらいで販売されていることを考えればお買い得といえます。
ただ、シロマダラは日本中に生息していますので夜に探しに行ったほうが安上がりです。
販売価格がこのぐらいなので売値はもっと安くなってしまいシロマダラで大儲けしようということは残念ながらできません。
シロマダラの飼い方
ペットの中でヘビに飼育は一般的には難しいと言われています。その理由はヘビは変温動物で飼育にさいには温度・湿度をシビアに管理しなければならないからです。
ネコやイヌのような哺乳類なら自分で体温を調整する機能が備わっていますが爬虫類であるヘビにはそれがありません。
特に過酷な環境である夏と冬は温度管理が大変で温度計とエアコンが必須となります。シロマダラに最適な温度は20℃から25℃でこの温度をキープさせないといけません。
気をつけたいのがヘビは冬は冬眠をして過ごしますが、ペットのヘビが冬眠をしたまま死亡したケースも少なくないので冬眠させないようにエアコンやヒーターで温度を下げないように注意が必要です。
シロマダラのエサ
シロマダラを始めヘビをペットとして育てる場合、温度管理さえきちんとしていればエサは比較的簡単です。
トカゲやヤモリをペットショップで手に入れるか自分で探して与えてください。
ヘビは私達のように一日に何回も食事は必要ではありません。2~3日に1回与えれば十分です。
餌の量は最初3匹程度与えてまだ餌が残っているようであれば次回から餌を減らしてください。ヘビは満腹になると餌を一切食べなくなるので必要以上に与える意味はありません。
餌と同じように水をしっかりと与えてください。水を容器に入れて数日ごとに交換します。水で注意することは温度です。あまりに冷たい水を与えるとショック死する危険性がありますので必ず常温のものを与えるようにしましょう。
シロマダラの幼蛇
シロマダラはその名前と裏腹にどちらかと言うと黒っぽい色をしていることが多いです。表側は(背)はもちろん黒と茶色の模様ですが裏側(腹)白い蛇腹になっています。
あまり見ない腹の部分が白いといってもシロマダラという名前はおかしいと思いませんか?実はシロマダラという名前は大人のヘビではなく子供のヘビつまりようだから来ているという説があります。
幼蛇は成長した大人のヘビのように黒っぽい色ではなく全体的に明るい色をしています。そこに光が当たると全体が白っぽく見えるというわけです。
ただでさえ見にすることが少ないシロマダラですが幼蛇となると遭遇するか確率はかなり低くなります。もし見つけられたらかなり貴重な体験だということです。
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