ビワの種が実は毒で副作用も?アミグダリンやプルナシンがガンに効果があるのはデマ?

皆さんはビワってよく食べられますか?僕は子供のころ食べて以来で大人になってからはあまり食べていないような気がします。

ビワの旬は5月からなんですが最近はハウス栽培も盛んで早ければ1月には食べられるそうです。

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果物として食べられる方が多いと思いますが、古来では薬としても活用されてきました。

特に重用されたのは種子と葉っぱで、種子を砕いて煎じると咳や吐血に効果があるといわれたりしていました。葉っぱも同様に乾燥してビワ茶として飲んだり、直接患部に貼ったりして使われたそうです。

現代では化学が発展してきたので、とある研究者がビワの成分を調べたところ驚くべき事実が判明しました。

これは今まで体にいいといわれてきたビワの種子や葉が実は、体に害をもたらす毒を含んでいるという衝撃的なものでした。

今回は本当は危険なビワについて知らないとヤバい事実を書いていきます。

ビワに含まれている毒

ビワの種や葉に多く含まれている毒物はアミグダリンプルナシンと言われる物質です。

物質の名前だけ見ても何の事だかわかりませんが、これらは体内に吸収され胃の中でシアン化水素と呼ばれるガスを発生します。

シアン化水素というのはいわゆる青酸ガスで、毒物として有名な青酸カリも同様に胃で青酸ガスを発生させます。

青酸ガスを大量に摂取した場合、めまい・嘔吐・痙攣が起こり早くて15分で死に至るという恐ろしい物質です。

実際にビワの種を大量に摂取して死に至ったケースも存在していますので必ず種や葉は口の中に入れないようにしてください。

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アミグダリンとプルナシンががんに効くのはデマなのか?

結論から言いますとアミグダリン・プルナシンがガン(悪性腫瘍)に効果があるというのは全くのデマです。

アメリカの国立ガン研究所の発表によると、アミグダリンとプルナシンはガンの治療や改善に効果はなく逆に中毒を起こし死に至る危険性があると指摘しています。

また、アミグダリンは以前ビタミンB-17と呼ばれていて健康に良いものだという風潮がありましたが最近の研究ではきっぱり否定されています。
昔の情報をそのまま信じてアミグダリンのサプリ(現在は販売禁止)を常用して健康被害を受けた事例も多々あります。

現在でもまだまだアミグダリンとプルナシンが健康に効果があると謳った、健康食品が販売されていますが次々と販売中止されています。

まとめ

科学の発展によって民間療法は次々と消えていっていますが、まだ完全にはなくなっていません。
本当に効果があるものならばいいのですが、今回のビワに種のように実は体に悪影響があって最悪死に至るものもあります。

民間療法を試すこと自体は悪いことではないので、かかりつけ医に相談したりご自身で調べることが重要です。

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