SFTSの感染を防ぐ方法は!?犬や猫にも注意が必要!!

SFTSは新しく発見された感染症で正式名を重症熱性血小板減少症候群とよばれるもので2013年に国内で初めて感染者が発見されました。
現在では西日本を中心に全国で267件の感染が確認されていてそのうち死亡例は58件です。
死亡率はおよそ25%と高い数値を持っていますが最近は医療の進歩もありおよそ10%ほどです。

SFTSに感染した時の症状

SFTS 症状
SFTSには1~2週間の潜伏期間がありその後、発熱、嘔吐、下痢などの症状が出て重症化すると意識障害や言語障害が出てくるようになります。
現在でもまだ有効な薬品やワクチンは発見されていないので注意が必要です。

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FTSの感染経路

SFTS 感染経路 マダニ
SFTSの感染者のほとんどがマダニからの感染です。SFTSウイルスを保有したマダニに咬まれることで感染しますが感染者からの血液感染からも確認されています。

普通家庭にいるダニは「ヒョウダニ」や「コダニ」といわれるものでマダニとは別の種類のものです。
マダニは森林や草が生い茂っているところにいて3ミリほどの大きさがあります。マダニから吸血されてもかゆみや痛みはないので知らず知らずのうちに刺されてSFTSに感染してしまいます。

SFTSの感染を防ぐ方法

SFTS 感染 防ぐ 方法
SFTSのほとんどがマダニによる感染なのでマダニに咬まれないようにすることが大切です。
マダニはシカやイノシシが多い森林や畑、あぜ道に生息しています。特に3月から11月はマダニの活動が活発になる時期なので注意してください。

マダニが生息するところに行く場合大事なのが服装です。なるべく肌を露出しない服装が理想で長袖・長ズボンで靴下も長いもの軍手や手袋を着用しましょう。
帰宅後はすぐにシャワーや湯船につかって体中咬まれていないかチェックするのも大事なことです。脱いだ服も放置せずにすぐに洗濯することをお勧めします。

もし吸血中のダニを発見した場合はすぐに医療機関を受診しましょう。無理に自分で除去しようとすると化膿することがありますのでおすすめしません。

マダニに有効な虫除け剤

虫除け剤に使用される有効成分は大きくディートとイカリジンに分けられます。
ディートは特有の鼻につくにおいがあったり年齢制限があったりとうれしくないことが多いのでイカリジンが含まれる虫除け剤をお勧めします。

ただ虫除け剤は万能ではありませんので虫除け剤を使っているからと言って軽装で出かけるのは危険です。

ペットの犬・猫にもSFTSは脅威

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マダニは人間だけでなくシカやイノシシ等の野生生物はてはペットの犬・猫まで吸血します。もちろん吸血されればSFTSに感染する危険性があります。

一番有効なのはマダニがいるところには近づけさせないことですが中々難しいですよね。そこで効果的なのは動物病院で処方される駆除薬です。
市販されている薬と違い処方されるものは効果が高くしかも持続時間が長いです。

ドラッグストアやホームセンターで市販されている薬も効果はちゃんとありますが出来れば動物病院の処方箋を活用してください。

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